[東京 1日 ロイター] – 三越伊勢丹ホールディングスは1日、2022年3月期の連結最終利益予想を30億円から70億円(前期は410億円の赤字)へと上方修正した。子会社が保有していた固定資産の売却益を計上したため。
連結売上高予想は、新型コロナウイルス感染症の先行きが不透明なことから、11月時点の予想から100億円引き下げ4250億円とした。国内百貨店については、一部インバウンドの回復を見込んでいたが、オミクロン株の感染拡大を受け、従来のトレンドに見通しを戻した。
構造改革を進めることで、営業利益予想は30億円(同209億円の赤字)で据え置いた。IBESがまとめたアナリスト7人のコンセンサス予想では、22年3月期の連結営業利益の平均値は41億円だった。