セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン&アイHD、東京都/井阪隆一社長)の新たな展開が次々と明らかになるなか、その傘下でスーパーストア事業の利益のほぼすべてを稼ぎ出すヨークベニマル(福島県)。同社の成長戦略と新たな持ち株会社が何をめざすのかについて、大髙耕一路社長の話をまとめた。※取材日は11月8日
総菜構成比15%めざす
──泉玉露店ではローコスト建築に取り組みました。
大髙 建築コストが高騰するなか、スケルトン天井にするなどして、総投資額ベースで約1割削減される見通しです。空調効率は下がるのですが、4~5年前の空調設備と比べれば効率が上がっているので、ランニングコストも少し減ることを見込んでいます。泉玉露店で実験・検証して、今後の店での導入を検討していきます。
──効率化という意味では、青果売場で電子棚札を入れています。
大髙 青果売場では全店導入を決定し、現在随時導入中です。産地表示や売価の変更が最も多いからです。全部門導入しているのは
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