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ターゲット、低価格PB「ディールワーシー」発売

 米国の小売大手ターゲット(Target)は2月15日、低価格プライベートブランド(PB)「ディールワーシー(dealworthy)」を発表した。発売する400品目弱の商品のほとんどが10ドル(約1500円:1ドル=150円換算、以下同)以下で、最低価格は1ドル(約150円)未満である。食品・日用品・美容用品担当の上級副社長であるリック・ゴメス氏は「消費者の最大の関心事が価格であることを我々はよく理解している。『ディールワーシー』は既存の顧客だけでなく、当社の店舗に新たな買物客を誘引する役目を果たすはずだ」と語った。

ターゲットは同社のPBで最も価格訴求力の強い「ディールワーシー」を開発した

 商品の第1便は2月中に全米の1950店舗あまりの店舗に届いた。並行してECのターゲット・ドットコム(Target.com)でも取り扱いを開始している。さらに、2024年から25年初頭にかけて、電源コード、下着、靴下、洗濯洗剤、食器洗剤など新商品を投入する計画だ。

 かねてよりPB開発に力を入れてきたターゲットは、45ブランド以上のPBを展開する。その売上高はこの10年で3倍になり、22年の売上高1090億ドル(約16兆3500億円)のうちの300億ドル(約4兆5000億円)超をPBの売上高が占める。

 同社では4つの核となる商品カテゴリーを定めている。そのカテゴリーとは、「アパレル&アクセサリー」「家庭用品」「食品&飲料」「美容&生活必需品」である。「ディールワーシー」では今のところ「食品&飲料」以外の3カテゴリーの商品を開発した。その価格は、

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