メニュー

花王、ユニリーバとプラ容器の再生で協業、東大和市でボトル回収

共同で回収ボックスを設置して、シャンプーやボディソープなどのボトル容器を回収し、ボトル容器として再生する技術を検証する

 花王とユニリーバ・ジャパンは、日用品のプラスチック製容器のリサイクルで協業する。6月1日から東京都東大和市でボトル容器の回収プロジェクトを開始、ボトル容器として再生する技術を検証する。

 東大和市内の10カ所に回収ボックスを設置、各家庭で使用後に洗浄したシャンプーやボディソープなどのボトル容器を入れてもらう。回収した容器はリサイクル事業者に運んで分別、洗浄などの処理を行った後、再びボトル容器にリサイクルする技術を研究する。

 日本では日用品メーカーによって使用しているプラスチック素材が異なるほか、使用済み容器を素材別に分別回収する仕組みがなく、品質劣化を防ぎながらリサイクルする技術も確立されていないため、容器から容器への水平リサイクルは行われていない。

 両社ではリサイクル技術の検証を進めると共に、企業の枠を超えて共通利用が可能な日用品容器のガイドライン策定にも取り組む。