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パルコ、雑貨専門店子会社を投資会社に売却

パルコ
パルコは5月10日、雑貨専門店子会社のヌーヴ・エイ(東京都渋谷区)を投資会社のリブラインベスコ(東京都千代田区)に売却すると発表した。

 J.フロントリテイリング傘下のパルコは5月10日、雑貨専門店子会社のヌーヴ・エイ(東京都渋谷区)を投資会社のリブラインベスコ(東京都千代田区)に売却すると発表した。

 ヌーヴ・エイはパルコの100%子会社で、時計専門店「チックタック(TiC TAC)」や眼鏡専門店「ポーカーフェース(POCKER FACE)」などの専門店を展開している。2020年2月期の売上高は180億円、店舗数は151店舗だったが、業績が低迷しているため不採算店舗の閉鎖などを進めていた。

 昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大で店舗の休業を余儀なくされるなどして、業績が一段と悪化したため、全株式を売却することを決めた。21年2月期の売上高は119億円、営業損益は8億円の赤字、純損益は16億円の赤字といずれも2期連続で赤字を計上した。

 リブラインベスコへの株式譲渡は6月30日に完了する予定だが、譲渡額は明らかにしていない。売却に伴う損失額は精査中で、営業利益段階で25億円程度のマイナス影響を見込んでいる。