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セブン&アイ、プラスチックの再資源化に向けアールプラスジャパンに資本参加

7&iHDのロゴ
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2月15日、使用済みプラスチックの再資源化に向け、サントリーHDなどが共同出資で設立したアールプラスジャパン(東京都港区)に資本参加すると発表した。写真は同社のロゴ。2017年12月6日に撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2月15日、使用済みプラスチックの再資源化に向け、サントリーHDなどが共同出資で設立したアールプラスジャパン(東京都港区)に資本参加すると発表した。

 アールプラスジャパンは、サントリーHD傘下のサントリーMONOZUKURIエキスパートや東洋紡、東洋製罐グループHD、アサヒグループHD、大日本印刷、凸版印刷など12社が設立、2020年6月に事業を開始した。

 同社は、米国のバイオ化学ベンチャー、アネロテックと協力し、使用済みプラスチックの再資源化に向けた技術開発に取り組んでいる。27年の実用化を目指してさまざまな業種の大手企業に出資を呼びかけており、小売業ではセブン&アイHDが初の資本参加となる。

 セブン&アイグループでは約1000台(1月末時点)のペットボトル回収機を店頭に設置しており、19年度は約9800トンを回収し、リサイクルしている。

 国内ではペットボトル以外のプラスチックは多くが燃焼されているといわれており、アールプラスジャパンでは、ペットボトルを含む一般のプラスチックをベンゼンやエチレンなどの原料に直接戻すケミカルリサイクル技術の開発を進めている。