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資生堂、「TSUBAKI」など日用品事業を1600億円でCVCに譲渡

資生堂のロゴ
資生堂は3日、量販店向け化粧品などを扱うパーソナルケア事業を投資ファンドのCVCに譲渡すると発表した。写真は、同社のロゴ。2010年1月15日に都内で撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao )

[東京 3日 ロイター] – 資生堂は3日、「TSUBAKI」などの日用品を扱うパーソナルケア事業を投資ファンドのCVCに譲渡すると発表した。売却額は1600億円。資生堂は、CVCが手掛ける同事業に35%を出資する形で経営に関わる。

魚谷雅彦・最高経営責任者(CEO)は会見で「化粧品のグローバル企業となることが明快になる。化粧品会社との競争に突き進むという明快な選択をした」と述べた。

同社はプレステージ領域の化粧品を最優先に強化する戦略を進めるなかで、パーソナル事業に十分なマーケティング投資を行うことが難しくなっていたという。

製造は引き続き、資生堂の工場で続けることになる。35%の出資について、魚谷CEOは「極めて重要な株主として事業そのものに参画する」と述べた。出資金額については非開示。

パーソナルケア事業の19年12月期の売上高は1055億円。