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新型コロナ関連倒産は51件、宿泊業と飲食業が目立つ、4月10日時点

 東京商工リサーチの調べによると、新型コロナウイルス関連倒産は4月10日正午時点で全国で51件に達した。2月21日に事業停止した愛知県蒲郡市の旅館、冨士見荘が新型コロナ関連の経営破綻第1号となったが、それから2カ月足らずで50件を超えた。

 月別では、2月が2件、3月が23件、4月は10日まで26件発生しており、4月に入ってからの急増ぶりが目立っている。

 業種別では宿泊業が12件、飲食業が7件と、この2業種に集中している。ただ、外出自粛要請が広がるにつれ、小売業や食品製造業、アパレル販売なども増えている。インバウンド需要への依存が大きく、かつ一般消費者を対象とした事業を展開している小規模・零細企業が深刻な影響を受けている。