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週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、「ゴーストレストラン」を中四国で初導入

ローソン(東京都)は612日から、デリバリー専用商品を店内厨房で調理して届ける宅配サービス「ゴーストレストラン」を、中国・四国地方の店舗に初導入する。店内調理サービス「まちかど厨房」を展開する広島県内の15店舗から導入し、順次、店舗数を拡大していく。202111月に東京都内の1店舗で実証実験を開始し、現在の導入店舗は約590店舗。デリバリー専用商品はUber Eatsのアプリを通じて注文を受け、自宅や職場などに届ける。(610日~16日までのニュースをまとめました。)

ローソン
店舗ラッピングとAR50年前の1号店を再現

 創業50周年を迎えるにあたり、612日から18日まで、75614日に1号店としてオープンした「桜塚店」(大阪府豊中市)で、50年前の店舗外観を再現した店舗ラッピングを実施。店内では、50年前の売場を再現したAR(拡張現実)体験企画も実施する。また、全国の店舗でもミルク缶の看板やロゴマークをかざすことで楽しめるコンテンツも提供し、50周年を盛り上げる。

Pontaパス」の入会受付を開始

 617日から全国の店舗で、KDDIの月額制サブスクリプションサービス「Pontaパス」の入会受付を開始する。「Pontaパス」は、約1500万人が利用している月額548円のサブスクリプションサービスで、auを利用していない顧客でも入会ができ、ローソンの人気商品の無料・割引クーポンや、au PAYの利用によるPontaポイント還元など、さまざまなサービスや特典が受けられる。

ファミリーマート
「チョコミント」フェアで全14種類を展開

 ファミリーマート(東京都)は、昨年開催して好評だった「チョコミント」フェアを6月10日から開催する。爽快感のあるフラッペ、デザート、アイス、菓子など全14種類を揃えた。食べる牧場シリーズで初のチョコミントフレーバー「食べる牧場チョコミント」(同278円)や新発売の「チョコミントサンド」(同375円)など注目の新商品に加え、昨年人気だった商品も一部リニューアルした。また、617日の「ファミマのフラッペの日」に先駆け、昨年の人気投票で1位となったチョコミントフレーバーのフラッペを商品化し、「チョコミントフラッペ」(同360円)として発売する。

「コンビニエンスウェア」夏の新作を発売

オリジナルのアパレルブランド「コンビニエンスウェア」の夏に向けた新商品を、610日から順次発売する。定番の人気商品は、春夏のシーズンカラーであるブルーやカーキなどをベースにした。累計販売数1000万枚超の実績を持つタオル類は、さまざまな柄やサイズを揃える。夏のイチオシ商品は、「コンビニサングラス」(同2490円)で、1年をかけて開発したサングラスを初めて展開する。同商品は、バネが入った丁番を使用することでフィット感を向上させ、テンプル(つる)の先にはアクセントとしてファミマカラーをあしらった。また、植物由来のトリアセテート偏光レンズや、フレームにはリサイクルプラスチックを使用し、環境に配慮した。

ミニストップ
ミルクとショコラをミックスしたアイス

 北海道産の牛乳を使用したコクのあるミルクアイスとショコラアイスをミックスしたアイス「ワッフルコーン ミルク&ショコラ」(税抜275円)を610日から発売した。

98円おにぎりに「ガーリックペッパーライス」が登場

 気温が高くなる時期に合わせ、本体価格が同98円のおにぎりに黒胡椒、ガーリック、コンソメを効かせた「ガーリックペッパーライス」を610日に発売した。おにぎりには国内産もち麦「ダイシモチ」を使用した。

“コーヒーづくし”のスイーツ3品を発売

 コロンビア産のコーヒーを使用した「珈琲ロールケーキ」(税抜238円)と、ダブルクリームシューの新フレーバーとして「珈琲シュークリーム」(同118円)を610日に発売し、夏にぴったりの「珈琲ゼリー」(同150円)を617日に発売する。

セコマ
野菜摂取による健康応援キャンペーン

 616日から713日の期間、北海道との協働企画として、健康増進計画「すこやか北海道21」の取り組み「野菜を食べようキャンペーン」を実施する。11年に開始し、今年で15回目、通算33回目となる同キャンペーンでは、直近の今年1月に実施したキャンペーン期間中の対象商品の販売数量が、昨年1月と比較して約1.2倍に増加。北海道民の野菜摂取の促進で効果を上げている。キャンペーンの対象商品は、野菜を40g以上使用している59アイテム。

 

主要6チェーンの5月度営業概況
既存店3指標ともローソンが好調

 5月度の既存店の売上伸長率は、ポプラ(広島県)が対前年同月比5.0%増、ローソンが同4.9%増、スリーエフ(神奈川県)が同3.8%増と堅調な伸びをみせ、セブンイレブン・ジャパン(東京都 以下、セブンイレブン)を除き、全チェーンが対前年同月比をクリアした。既存店客数ではローソンが同0.9%増となったが、セブンイレブンとミニストップが前年割れ。既存店客単価については、ポプラの同5.0%増を先頭に、各チェーンとも好調な伸びとなった。

 

全店売上

既存店

売上

客数

客単価

セブンイレブン・ジャパン

1.0

0.0

2.3

2.4

ファミリーマート

4.5

2.9

0.1

2.8

ローソン

5.5

4.9

0.9

3.9

スリーエフ

5.2

3.8

0.5

3.3

ミニストップ

0.2

0.9

1.0

1.9

ポプラ

6.6

5.0

0.0

5.0

<ファミリーマート>

 既存店日商は45カ月連続で前年超えを達成。また、既存店3指標(売上、客数、客単価)とも前年超えとなった。中食は、おむすび、デザート、カウンターファストフード(FF)を中心に売上が好調で、おむすびは引き続き高い水準の伸びを維持。カウンターFFは、新発売の「ファミチキねぎ塩味」や「ファミチキ祭り」などの施策が奏功し、売上を牽引した。中食以外では、菓子、冷凍食品、日用品などの販売が好調で、日用品ではプライベートブランド(PB)衣料の「コンビニエンスウェア」が売上を押し上げた。また、店舗の売場拡張施策として、コンテナ状設備を外付けして増床を行う「アポロ計画」が、商品の品揃えやボリュームニーズに応えていることから、店舗の売上拡大に寄与している

<ローソン>

 国内事業(ローソン、ナチュラルローソン)の5月度実績は、既存店の売上・客数・客単価とも好調に推移。販売状況については、米飯、調理パン、調理麺、デリカが「ハピとくーポン」施策で売上が伸長し、ベーカリーは、新商品の「バゲットクロワッサン たまご」と「バゲットクロワッサン おいも」などがよく動いた。カウンターFFでは、Pontaパス会員限定施策を行った「Lチキレギュラー」、アプリクーポン施策を行ったマチカフェコーヒーと1個増量のからあげクン各種の販売が好調だった。

<ミニストップ>

 コンビニエンスストア商品の既存店日販は同0.5%減となったが、店内加工FFは同7.9%増と大きな伸びをみせた。コンビニエンスストア(CVS)商品では、菓子パン分類の本体価格100円(税抜)の「毎日食べたいチーズカレーパン」や「トップバリュベストプライスしっとりしたつぶあん」など、5個入りパン4品の1個増量企画を実施し、売上を牽引。また、冷凍食品分類の売上高が前年をクリアしたほか、雑貨分類では、新たに販売した最高のコスパと品質を兼ね備えた韓国コスメ「チョチョスラボ」が売上を押し上げた。店内加工FFでは、「バニラ」から「ミルク」に変更した「北海道ミルクソフト」が引き続き好調で、果実氷などを含めたインストアスイーツは、前年を大きく上回った。店内加工米飯も手づくりおにぎりを中心によく動いた。

<スリーエフ>

 全店の平均日商は61万円で、既存店売上は32カ月連続で前年超えを達成。米飯類、ファストフード、ベーカリー、ソフトドリンクなどが売上を牽引した。

<ポプラ>

 既存店日商は38カ月連続で前年超えを達成。ドラッグストアの管理栄養士と共同開発した弁当が、健康に敏感な顧客を中心に支持され、売上を伸ばしたほか、広島県観光連盟の公式キャラクターとコラボした「ポプ弁」や、広島の特産品を使用した商品を発売し、プレゼント企画と合わせたことが奏功。また、行楽・中食需要でおむすびが引き続き好調に推移し、5月が週末に雨の日が多かったことから、雨具の売上が大幅に伸長した。

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