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週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、ポプラ、スリーエフの既存店が9月は堅調に推移

大手コンビエンスストア各社の9月の営業概況が発表された。9月の既存店売上が対前年同月比で最も上回ったのがスリーエフの3.1%増だった。ローソン、ポプラはそれぞれ同2.9%増で続いた。客数の伸びは依然として低調で、1.0%を超えたのは同1.1%増のポプラ。客単価はローソンの同2.7%増に続き、スリーエフが同2.5%増となった。(10月15日~21日までのニュースをまとめました。)

<ファミリーマート>

 カード・チケットの影響を除いた既存店日商は対前年同月比で0.2%増となり、37カ月連続前年超えを達成した。中食は、おむすび、カウンターFFが継続して好調だったことに加え、「チキンならファミマ大感謝祭!」「背徳のコンビニ飯」など、キャンペーン商品が売上を牽引した。

<ローソン>

 米飯は、金しゃりおにぎりシリーズの販売が好調で、カウンターFFではからあげクン、デザートではGODIVAとコラボした商品、ベーカリーは新発売の新食感メロンパンの販売が好調だった。また、たばこ販売が既存店売上を同0.5%程度押し上げた。

<ミニストップ>

 コンビニエンスストア商品の既存店日販は同2.4%減となったが、店内加工FFは同8.9%増と好調を維持。ミニストップアプリはダウンロード件数で220万件を突破した。

<ポプラ>

 既存店日商は30カ月連続で前年超えを達成。アイスなどの一部商品で値上げを実施したが、販売数量を伸ばして好調に推移した。また、9月から広島エリアでスタートした専門店ベーカリーの販売が好調で、前年を大きく上回る実績。順次、エリアを拡大していく予定である。

9月の大手コンビニエンスストア各社営業概況

 

全店売上

既存店

売上

客数

客単価

セブン-イレブン

0.0

0.1

0.6

0.7

ファミリーマート

1.5

0.1

1.4

1.5

ローソン

3.3

2.9

0.

2.7

ミニストップ

0.6

0.6

0.5

0.1

ポプラ

4.7

2.9

1.1

1.7

スリーエフ

1.9

3.1

0.6

2.5

(対前年同月比)

セブン-イレブン
北陸の店舗に初めて「ペットボトル回収機」を設置

 1014日から順次、福井市内の25店舗に「ペットボトル回収機」を新たに設置し、ペットボトルリサイクル事業を開始した。北陸3県の店舗に設置するのは初めて。

「セブンカフェ」が「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞

 店頭の専用マシンで提供しているセルフドリップ式コーヒー「セブンカフェ」が、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2024」(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。デザインがシンプルで洗練されていて、ボタンを押すと豆を挽いてコーヒーを抽出。新鮮で香り高いコーヒーを簡単に楽しめ、カップの種類を判別するデジタルを使い、スマートな仕組みに進化させた点が評価された。

ファミリーマート
管理栄養士監修の冷凍食品

 プライベートブランド(PB)「ファミマルKITCHEN」の冷凍食品から「3種のおかずプレート デミハンバーグ」と「3種のおかずプレート 白身魚フライ」(いずれも税込498円)を1015日から発売した。2品とも「タイパ」「コスパ」「ウェルパ」(ウェルビーイング・パフォーマンス)を兼ね備えた商品で、管理栄養士が監修した。

発売7日間で累計270万食突破の「感動!スイーツパン」

 108日に発売し、7日間で累計販売数合計270万食を突破した、世界でナンバーワンのパティシエである安食雄二シェフ監修の「感動!スイーツパン」(3種類)。1015日からは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の約4800店舗で「スイーツガーデンユウジアジキ」の看板商品「安食ロール」のレシピをもとに商品化した「安食シェフ監修 ロールケーキ」(同680円)を数量限定で発売した。

ローソン
「やみつきフェア」で9品を発売

 「やみつきフェア」と題して、人気の食材や調味料を組み合わせ、やみつきになる味に仕立てた商品を1021日から順次発売する。今回の「やみつきフェア」では、シリーズ累計8000万個以上を販売した「悪魔のおにぎり」(同138円)をはじめ、「ヤンニョム×チーズ」「コチュジャン×ごま油」「ごま油×ヤンニョム」など、やみつきになる味にした弁当、寿司、おにぎり、うどん、調理パン、惣菜の9品を揃えた。


ミニストップ
蒸し器・レンジ不使用でも食べられる肉まん

 常温でも、温めても食べられる「そのまま食べられる肉まん」(税抜138円)を、1015日から発売。いつでも、どこでも持ち運べ、手軽に食べられる「肉まん」である。

「チーズ」が主役のフェア実施

 1015日から28日までの期間、「チーズフェア」を実施。幅広い世代に人気の「チーズ」を使用した商品を集めたフェアで、寿司、弁当、パスタ、菓子パン、スイーツ、惣菜など、「チーズ」を主役にした商品を取り揃えた。ハンバーグに6種のチーズをかけ、モザレラチーズ、チェダーチーズベースのソースをのせた「チーズソースでBIGハンバーグ」(同498円)や、アメリカの家庭料理マカロニ&チーズの「マッケンチーズ」(同278円)など9品を揃える。

具だくさんのソースを使用した「チリドッグ」

 好評の「ホットドッグ」(913日発売)の新フレーバーとして、具だくさんのソースをトッピングした「チリドッグ」(同230円)を1018日から発売。牛ひき肉の旨みと酸味があるトマトのソースで、ポークソーセージの旨みを引き出した。

ポプラ
小僧寿し監修の「こだわりジューシーいなり」

 1022日に発売。小僧寿しが監修した「こだわりのいなり揚げ」を使用して仕上げたいなり寿司で、揚げのサイズをアップし、風味豊かな金胡麻が香るポプラこだわりの寿司飯と合わせた(3個入り・税込280円)。

セイコーマート
茨城県産の和栗を使用した大福

 1021日に「Secoma和栗大福」(税抜148円)を数量限定で発売。茨城県産の和栗のペーストを使用した栗あんを、北海道産もち米「きたゆきもち」でつくった生地で包んだ。89店舗を出店する茨城県の特産物を活かした商品として開発した。