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週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、大日本印刷と連携し「販促最適化AI」を導入

ローソンは大日本印刷(東京都、以下:DNP)と連携し、11月オープンの新店から「DNP販促最適化AI」を導入する。昨年7月、これまで新聞折込チラシのみであった新店・改装店のオープン時の広告手法に、You Tubeやポスティングを追加した。併せて、AIを活用したツールを導入することで実験を開始した。宣伝予算、店舗情報、商圏情報をAIに入力すると、開店後7日間の売上を最大化する最適な宣伝手法の予算配分を算出する。最も効果が出る組み合わせを抽出し、最適な宣伝手法と予算を選択できるように支援する。実験では日販が約1割増加する効果があったという。(10月8日~14日までのニュースをまとめました)

ローソン
利便性向上のため「坂東PAハイウェイ・オアシス店」をオープン

 10月11日、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)内回りの江戸崎PAと菖蒲PA区間に位置する坂東PAハイウェイ・オアシスにオープンした。江戸崎PAと菖蒲PAの区間は約80㎞にわたって売店がなく、ドライバーや坂東PAハイウェイ・オアシスの利用者の利便性向上を目的に、茨城県坂東市と連携して出店に至った。

初めての一般客向けウォークスルー決済導入店舗

 フランチャイジーの東急ストアが10月18日、東急電鉄「二子玉川駅」構内に、商品を手にとって店外に出るだけで買物が完了する「ローソンS Lawson Go+toks二子玉川店」をオープンする。これまで、ウォークスルー決済の導入店舗はオフィスビルの従業員などを対象にしてきたが、今回初めて一般客も利用できる通常店として出店した。

「おいもやさん興伸」監修の4品

 10月15日から、サツマイモ菓子専門店「おいもやさん興伸」監修の秋を感じられるスイーツ、フライドフーズを発売する。「UC×おいもやさん興伸 おいもんぶらんパンケーキ」(同346円)、「UC×おいもやさん興伸 スイートポテト風ロールケーキ」(同292円)、「UC×おいもやさん興伸 どらもっち安納芋」(同246円)、「UC×おいもやさん興伸 スイートポテトコロッケ4個」(同248円)の4品。

電力のモニタリングサービス導入でCO2排出量を削減

 10月11日から順次、太陽光発電設備を設置して売電を行う北海道と沖縄県を除く全国約1600店舗、中部・関東・北海道の一部店舗の約3000店舗の計約4600店舗で、スマートメーターを活用した電力のモニタリングサービス「テラシテS」を導入する。これにより、「太陽光発電設備の稼働確認による発電ロス回避」と「店舗使用電力の管理による電力使用量の削減」が可能となり、年間約1200トンのCO2削減をめざす。

<中間決算>事業利益は17億円増

 2025年第2四半期決算(24年3月1日~8月31日)は、チェーン全店売上高が前年同期に比べて734億円増の1兆4437億円、営業収益が266億円増の5721億円、事業利益は17億円増の548億円となった。事業利益はマーケティング施策で20億円、ITコストで20億円、人件費で5億円、それぞれ前年を下回った。一方、チャージ収入が前年に比べて55億円、グループ会社が15億円増えたことで、増益に結びついた。

セブン-イレブン
<中間決算>国内CVS事業の営業利益は7.8%減

 25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、国内CVS事業の営業収益が前年同期比1.8%減の4623億6800万円、営業利益が同7.8%減の1277億1200万円、海外CVS事業の営業収益は同14.5%増の4兆6125億100万円、営業利益は同35.0%減の733億2500万円となった。

 国内CVS事業は上期、「マーケットニーズに対応した品揃えの拡充」「お客様への新たな買物体験の提供」「品質と価格を両立した価値の提供」など、客層の拡大と来店頻度の向上への取り組みを進めた。また、デリバリーサービス「7NOW」については、全国展開に向けた体制強化に加え、「7NOWアプリ」の認知度向上のための施策を推進した。なお、中間期末の自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、同0.3%増の2兆7299億3400万円となった。

 海外CVS事業は、北米が継続的な事業の成長と資本効率の向上をめざし、「オリジナル商品の強化」「デジタル・デリバリー施策の促進」「Speedwayとの統合によるシナジー創出」「店舗網の拡大」の4施策を推進。また、米国Sunoco LP社からCVS事業とガソリン小売事業の一部の取得を完了した。なお、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、同10.6%増の5兆3310億5900万円と2ケタの伸びとなった。

ファミリーマート
パンとスイーツを融合させた「感動!スイーツパン」

 世界的なパティシエの安食雄二シェフが監修した「感動!スイーツパン」から、「ティラミスメロンパン ヘーゼルナッツコーヒークリーム」、「塩キャラメル生フランスパン」、「焼きチョコクロワッサン クイニーアマン仕立て」(各税込185円)を10月8日に発売。3品とも「ファミマルBakery」の新商品で、「パンより贅沢。スイーツより満足。」をコンセプトにして、パンとスイーツを融合させた。

「Cosme Kitchen」との協業ブランドから新アイテム

「Cosme Kitchen」と協業したスキンケアブランド「Mitea ORGNIC」から、「miffy」とコラボレーションしたアイテムを10月15日から発売する。ブランドデビュー2周年を記念して発売するもので、「アクアセラムウォッシュ」(同1188円)や「クレンジングセラムオイル」(同1848円)など7アイテムを取り揃えた。

「Afternoon Tea」監修シリーズからホット専用飲料

 アイビーカンパニーが運営する紅茶ブランド「Afternoon Tea」が監修するホット専用飲料「はちみつ香るアールグレイティー」(同140円)、「黒豆香るルイボスティー」(同130円)、「アールグレイラテ」(同150円)の3種類を、10月15日から発売する。「Afternoon Tea」監修のホット専用飲料は、23年の販売が前年比110%を超える伸びをみせ、今年は、シリーズ初のはちみつを使用したアールグレイティーや黒豆香るルイボスのフレーバーティーをラインアップした。

「ファミマの名店三昧」フェアを開催

 三ん寅監修「味噌らーめん」(同618円)、味仙本店監修「台湾ラーメン」(同598円)、Shin-Shin監修「とんこつラーメン」(同578円)を販売する「ファミマの名店三昧」フェアを、10月15日から開催する。今回発売するラーメンの麺には、数々の名店でも使用されているブランド小麦「春よ恋」を使用した。

<中間決算>事業利益は微増ながらも増収

 25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、営業収益が同1.4%減の2575億600万円、事業利益が同0.1%増の517億6600万円となった。営業収益は、前年に譲渡した子会社売上約70億円を除くと、増収を確保した。事業利益は、既存店の収益力向上に伴うFC収入の増加や、広告・メディア事業の大幅な伸長によって、人件費やシステムなどの償却費増加を吸収し、増益となった。

ミニストップ
<中間決算>営業総収入増も利益で損失計上

 25年2月期の中間期(24年3月1日~8月31日)の連結業績は、営業総収入が前年同期比9.3%増の445億1000万円と伸長したが、7億9900万円の営業損失、5億9100万円の経常損失が発生した。

 営業総収入については、既存店日販が伸長したことで増収となったが、人件費増などで販管費が膨らみ、営業利益は前年同期の4億5600万円から赤字に転じた。国内事業の営業総収入は同7.7%増の397億400万円、営業損失は1億6600万円。海外事業は、営業総収入が同24.8%増の48億600万円、営業損失は6億3200万円となった。

 単体では、チェーン全店売上高、既存店日販、全店平均日販が前年をクリアしたものの、売上総利益率が同0.1ポイント悪化して30.7%となったことに加え、販管費が同3.4%増の209億8400万円に膨らみ、営業損失につながった。

 なお、25年2月期の連結業績については、営業総収入で同13.8%増の900億円、営業利益で15億円、経常利益で18億円の黒字化を計画している。

スリーエフ
<中間決算>営業・経常は20%超の増益

 25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、営業総収入(加盟店からの収入・その他の営業収入+売上高)が前年同期比0.4%減の70億400万円となったが、営業利益が同25.7%増の5億9200万円、経常利益が同25.6%増の5億9400万円と2ケタ増益を達成した。

 エル・ティーエフが事業展開する「ローソン・スリーエフ」は、来店客数が伸長したことで、「個店平均日販」が前年を上回る水準で推移。一方、「加盟店利益」は、「個店平均日販」と粗利益率の向上幅が鈍化したことで、人件費や水道光熱費などの店舗運営コストの増加に対する一層の対応が必要な状況に直面している。

 新型フォーマットとして事業展開する「gooz(グーツ)」については、行楽需要の高まりを背景に来店客数が伸長したことで、特にパーキングエリア店舗で日販が向上した。25年2月期の連結業績については、営業総収入で同2.6%減の135億円、営業利益で同18.7%減の7億4000万円、経常利益で同18.6%減の7億4500万円を見込んでいる。

ポプラ
<中間決算>減収も営業・経常とも2ケタ増益

 25年2月期第2四半期決算(連結24年3月1日~8月31日)は、営業総収入が前年同期比2.6%減の62億2800万円、営業利益が同13.2%増の2億6100万円、経常利益は同37.9%増の2億6800万円で上期を折り返した。

 上期は、小型無人コンビニの展開や冷凍惣菜・弁当の製造販売事業の拡大、フランチャイズ化推進によるリスク軽減、自社製造製品の販路拡大など、安定した収益体制と財務基盤の強化に取り組んだ。店舗売上は、社会活動の正常化やインバウンド需要の増加、記録的な猛暑となったことで飲料、アイスクリームなどの売上が好調に推移。既存店ベースの売上前年比は同3.8%増と伸長した。

 利益面では、売上が好調だったことに加え、直営店舗のフランチャイズ化を推進したことによる費用削減が進んだため、物流費や原材料費の高騰はあったものの、計画利益予算をクリア。2ケタ増益につながった。25年2月期の連結業績については、営業総収入で同3.6%減の119億2000万円、営業利益で同1.2%増の4億900万円、経常利益で同12.2%増の4億400万円を見込んでいる。