クスリのアオキは昨年8月、同社初のプライベートブランド(PB)「A&(エーアンド)」の販売を開始した。食品と日用品で現在約50SKUを展開しており、今後その数はさらに増えていくとみられる。競合するドラッグストア(DgS)がPBを武器に価格競争に臨んできたなか、ようやくのPB投入。それが意味することとは。( 文中、キャプション内の価格はすべて税別)
食品と日用品で、50超のSKUを展開
本特集に際して、数カ月ぶりにクスリのアオキの店舗を訪れたときのことだ。商品棚をつぶさに見て回っていると、見慣れない商品がいくつか差し込まれていることに気づいた。手に取ってみると、クスリのアオキのロゴによく似た「A&(エーアンド)」という商品ロゴが。紛れもなく、クスリのアオキのPBだった。
早速調べると、このエーアンドは昨年8月に投入されたという。当初は4SKUからスタートしたようだが、現時点(2月中旬)では食品と日用品で計54SKUとなっている。この開発スピードからして、今後その数はさらに拡大していくと予想される。
品揃えは、食品が51SKUとメーンになっている。カテゴリーは「スライスチーズ」(128円)など日配品、「ミルク&ホワイトチョコレート」(198円)などの菓子類、「ペットボトル緑茶」「強炭酸水」(各58円)などの飲料、「料理酒」(148円)、「べんり酢」(198円)などの調味料、「香ばし炒め炒飯」(298円)、「若鶏のから揚げ」(278円)など冷凍食品、「ハーフベーコン」(148円)など加工肉、そして「金いりごま」( 9 8円)、「花かつお」(278円)といった加工食品など多岐にわたる。
自社PBプラス「トップバリュ」で価格競争に挑む?
これらのPBは売場で
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