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双日、インドで消費財・食品卸事業に参入、現地スタートアップに出資

 総合商社の双日は1月20日、インドで卸売プラットフォームを運営するスタートアップ企業、インテリジェント・リテール・プライベート・リミテッド(ベンガルール)が実施した第三者割当増資を引き受け、同国で消費財・食品の卸売事業に参入したと発表した。

 2019年に設立されたインテリジェント・リテール社は、「RIPPLR(リップラー)」と呼ぶ卸売プラットフォームを開発・運営している。同プラットフォーム上に受注管理や販売実績管理、在庫管理のシステムを構築しており、小売業からの注文受付から配送までのデジタル管理を可能にした。また、メーカーと情報を共有し、販売・配送状況をタイムリーに把握できるようにした。

 双日は12年にベトナムで現地の消費財・食品卸を子会社化しており、インドでも卸売事業の拡大を図る。

 インドの小売市場は25年までに世界第3位の規模に成長すると見込まれる一方、小売店舗数は零細店舗を中心に1400万を超えており、流通構造の効率化が課題となっている。