店頭にメーカーの派遣販売員を入れず、すべて自社雇用の従業員がお客様に最適な商品を提案する「コンサルティングセールス」を追求、「出る杭は伸ばす」をモットーに従業員一人ひとりの自主性を尊重し、挑戦を応援する企業風土により家電小売業界で成長を続けてきたノジマ。
倒産寸前だった同社を「人がすべて」の思いと「人材育成力」で連結売上高6,000 億円超(2023年3月)の企業グループにした野島廣司社長が、就活生のリアルな質問に対し、就職・仕事を通して幸せな人生を歩むための考え方を示します。
数ある就職マニュアル本と違い、企業の成長戦略として人材育成に力を注いできた現役経営者ならではの視点を知ることができるとともに、同社の人材育成への考え方も垣間見ることができる一冊。
著者
野島廣司(のじま・ひろし)
株式会社ノジマ 代表執行役社長。1951年、神奈川県生まれ。中央大学商学部卒業後、1973年に有限会社野島電気商会(現・株式会社ノジマ)へ入社。当時、経営悪化により社員数2名となっていた会社を立て直し、連結売上高 6,000 億円超(2023年3月現在)の企業グループへと成長させた。1994年に社長、2006年に会長就任。2007年に会長兼社長、2008年に再度社長となり現在に至る。販売ノルマではなくカスタマーディライト(顧客の歓喜・感動)を追求し続けることと、従業員が自ら発案した企画は失敗の可能性が高くてもチャレンジさせる「失敗のすすめ」を重視。経営方針として、従業員一人ひとりが経営者の自覚を持って行動する「全員経営理念」を掲げる。著書に『失敗のすすめ』(ダイヤモンド社)がある。
書籍情報
発行日 2024年2月28日
価格 1650円(1500円+税)
ページ数 252ページ
ISBN 978-4478090916