経営学者・楠木建氏、絶賛!
戦略ストーリーの理想形がここにある――
強さの背景には、「競争嫌い」の社長が向き合い続けた「どうしようもなくクックマート」な独自の競争戦略があった!
「チラシがない」「ポイントカードがない」「ネットスーパーがない」「深夜営業しない」……「ないない尽くし」の経営スタイル、食品スーパーを「魔境」に見立てる独自の視点、「ローカルの普通の人々(マイルドヤンキー)」が活躍できる人事モデル、成長戦略としての投資ファンドとの戦略的資本業務提携など、今までのスーパーの常識を超えた打ち手の数々。
本書では、ユニークな戦略が生まれた背景や思想、具体的な施策、さらには今後「人口減少・成熟経済」の日本のなかで見えてくるであろう「ローカルチェーンストア・第三の道」を白井健太郎社長自らが綴る。
さらに、日本を代表する経営学者である楠木建氏(一橋ビジネススクール特任教授/『ストーリーとしての競争戦略』著者)が、「競争戦略の勝利条件」「トレードオフの選択」「持続的競争優位性の正体」など、経営学の視点からクックマートの競争戦略を約35ページに渡って異例の「ロング解説」する。
ローカルスーパーを舞台に「競争戦略」「経営学」「組織作り」について学べることはもちろん、自身を「人生の厄介息子」と赤裸々に語る著者の紆余曲折を経た歩みから、自分らしく働きたい、悩めるビジネスパーソンにとっても示唆の多い1冊となっている。
オリジナルキャラクター「クックマ」のイラストや、店舗・商品写真など、カラーページも多数登場し、スーパーマーケット「クックマート」の世界観を感じることができる点も見どころだ。
~主要目次~
はじめに―競争嫌いによる競争戦略
(1)業界の常識への違和感
(2)「どうしようもなくそう」なんだ
(3)ユニークさの根源は個人史にあり
(4)素手でつかみかかるような経営
(5)組織戦略至上主義
(6)越境/クロスボーダー
あとがき―楽しむことが最高の戦略
解説・楠木建
書籍情報
発行日 2023年7月25日
価格 1980円(1800円+税)
ページ数 280ページ
ISBN 978-4478090862
7/25日~大好評発売中!
「クックマートの競争戦略 ローカルチェーンストア・第三の道」