リアル店舗の価値をどうやって醸成するのか、ということがいっそう大きなテーマになっています。実際の店に行かなければ顧客が体験できない価値、店に行った方がよりご利益が得られることを実現しなければ、店の存立意義が縮小していくからです。今号ではそのテーマに則って、特集1「楽しい店にお客が集まる!」、データ活用を通してリアル店舗の機能をどう高めるかの事例も示した特別レポート「データドリブン経営」などを誌面で展開しています。
「楽しい店にお客が集まる!」では、顧客体験を得られる店づくりにフォーカスした住関連セクター4社の取り組みを中心に掲載。HC業界は今後もリアル店舗が主役であり続けること、しかしそのためには店づくりをガラリと変えなければならないこと、この視点で解説しています。
特集2はIPOしたLIXILビバの特集。企業規模が大型化するなかで、これまでの高い成長率を維持するために何に取り組むのかについて、渡邉修社長に聞くとともに、店づくり、アナリストの解説を通して分析しました。
また、トップインタビューではホームセンターバローの和賀登盛作社長が登場。従来の仕事と暮らしにフォーカスした店づくりから、さらにもう1つの柱を強化することを掲げ、その取り組みと今後の戦略を語ります。その第3の柱が実行されているホームセンターバロー浜松浜北店の詳細なレポートも掲載します。
このほか、上場企業10社の戦略をまとめた特別企画「2017年度の打ち手!」、DHCレポートでは米HI市場でIPOした高成長企業「Floor & Decor」、プロストックのベトナム1号店、「自動運転で変わる、車と車の中の生活者」など多様な内容でお届けします。
ぜひご一読、ご精読ください。