ダイヤモンド・ホームセンター1月号の第1特集は「店舗とネットの融合進む O2O大潮流」です。
O2Oとは、Online to Off-lineの略で、インターネット上の各種サービスやプロモーションを用いて、リアル店舗への集客を促すビジネスモデルを指します。そこから発展して、ネットとリアルのシームレス化で顧客囲い込みをめざす企業も出ています。このO2Oは、スマートフォンとソーシャルメディアの普及をテコにどんどん進化しており、消費者の購買行動に大きな影響を及ぼしているのです。
ネットと店舗の垣根が崩れ、それらが有機的に結びつこうとしている今、ホームセンター(HC)はどのようにこのメガトレンドに対応すべきなのでしょうか?
良品計画、東急ハンズ、ホームデポ、ローソン、丸善・ジュンク堂書店など国内外の先進企業のO2O最新戦略に迫ります。またO2Oビジネスの取材において、第一人者で、『O2O新・消費革命』の著者、松浦由美子さんの特別レポート、在籍した4社すべてでソーシャルメディアを活用して売上につながる圧倒的な実績を挙げたソーシャルメディアの達人、末広栄二さんのインタビューも掲載します。
誌面を通してHCらしいO2O戦略とは何かを提示するとともに、顧客とつながるツールとして重要な役割を持つソーシャルメディアをどう活用すれば良いのか、その実践的な解説も行います。そうは思えないかもしれませんが、実はHCはO2Oと非常に相性が良い業態なのです。その理由は読めばわかります。競合他社に先駆けて導入する、いまがチャンスです。
巻頭特集は「同質化を吹っ飛ばせ!次世代型ホームセンター」。競争激化により既存店売上高のマイナス傾向が常態化しているなか、次代を見据え、HC業態を新たな成長フォーマットへと導くべく、各社の挑戦が始まっています。ここでは、この秋にオープンした新店と改装店舗7店舗から、その売場づくりに迫りました。DIYの裾野を広げる、坪効率を上げる、差異化を図る、と言った現在HC業態が抱える課題を、各社各様の考え方で解決していこうとしています。
このほか緊急企画として、HC32社が回答した「消費増税対応策アンケート調査」もお届け。 気になる表示方式や増税後の価格政策の考え方などが見えてきます。このように、いつも以上に充実の内容でお届けします。
ぜひ、ご一読、そしてご精読下さい。