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ウォルマート株主総会 こぼれ話

 読者のみなさん。おはようございます。『チェーンストアエイジ』誌編集長の千田です。長く休んでおりましたが、本日からBLOGを再開いたします。

 よろしくお願いします。

 

 ウォルマート株主総会が開かれた6月7日。そのステージ裏では、子会社である西友(東京都/スティーブ・デイカスCEO〈最高経営責任者〉)の社員が出待ちをしていた。

 西友からは、この日に向けて約140人が渡米。精鋭十数人が、出し物である「応援(OEN)」をするために舞台の裏側で待機していたのだ。

 

 しばらくするとステージ裏が異様な雰囲気に包まれた。

 誰かVIPが入ってきたらしかった。

 スタッフの多くが注視する先には、小柄な紳士がいた。

 映画『トップガン』『レインマン』『7月4日に生まれて』『ミッション:インポッシブル』『ラストサムライ』などで知られる俳優のトム・クルーズさんだった。

 

「なぜ、トム・クルーズがこんなところに?」と西友の精鋭たちが驚く間もなく、トム・クルーズさんの方から、寄ってきた。

 とても優しく、「一緒に写真に入ることはできないけれども…」と先に断りながらも、出番待ちをしていた西友の社員1人1人と握手した。

 

 聞けば、トム・クルーズさんは、大変な親日家。2013年だけでも来日はすでに2回。通算来日歴は19回にも及んでおり、ハリウッドの大物俳優としては極めてまれな存在なのだという。

 結局、帰国後の精鋭たちの印象は、株主総会に出席したというよりは、トム・クルーズ一色になってしまったという。

 しかし、それはそれで非常に良い経験だったに違いない。彼らの心の中には、西友という企業とともに、一生の思い出としてずっと刻まれるはずだからだ。