アイドルが最盛期の容貌のままでいてくれることは、同時代を生きたわれわれに勇気を与えてくれる、というようなことをこのBLOGで書いた。
http://diamond-rm.net/articles/-/4500
しかし、最近、考えが変わってきた。
外見上のアンチエイジングに専念するよりも、その年齢に合わせた美しい年の重ね方があるのではないかと考えるようになったからだ。
アンチエイジングに力を入れる“乙女ごころ”や“男ごころ”に水を差すつもりはないけれども、別に、若いことが良いわけでも、老いたことが悪いことでもない。
若さの中にも老いの中にも美しさは、必ずあるはずであり、要は、その年齢と容姿を受け入れ、その中で輝きを保つことが重要なのではと思う。
アンチエイジングをしたい人を止めはしないけれど、あまりにも切羽詰まったアンチエイジングは見ていて痛々しいし、死ぬまでアンチエイジングをできるはずがなく、どこかで老いゆく自分を認めなければいけない時がきっと訪れる。
その時のために、老いを素直に受け入れ、その中での美しさを放散することも考えてみたい。