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ホントに水不足???

 連日、ワイドショーや天気予報などでは、利根川水系の八木沢ダム(群馬県)の貯水量が6%になり、取水制限に入った、深刻な水不足だ、というニュースを流し、枯渇したダムの底を見せ、節水の重要性を訴えている。

 

 そこで、東京都水道局のホームページを訪れ、「水源・水質情報」を確認してみた。

 https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/suigen.html

 

 ここにあるように、確かに八木沢ダムの貯水率は7%(9月13日現在)と低い。

 しかし、利根川水系のその他のダムの貯水量は、去年の同日比でも極端に少ないとは言えず、トータルでは対前年比8%減とそれほど危機的とは思えない状況にあることが分かる。

 

 荒川水系も多摩川水系も似たようなものであり、それぞれ同3%減、同13%減であり、八木沢ダム1つ以外は、カラカラに乾いたダム底を見せるような感じではない。

 もちろん、だからと言って、節水をしなくていい、と言っているのではない。むしろ、節水は非常に大事なので、いつでもどこでも継続して行わなければいけないと思う。

 

 しかし、それなのに、なぜ、TVメディアはこぞって、こんな報道をしているのか?

 と邪推してみると、<八ツ場ダム(群馬県)の建設推進>というタイトルが頭に浮かんだ。

 

 原子力発電所の事故報道以降、TVを含む大手メディアの流すニュースは眉に唾しながら見聞きしなければいけないと考え、懐疑的になっているからだが、これはあくまでも、邪推でございます。悪しからず。