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4年後のことを考えれば気も晴れるというもの

 机の中を整理していたら、4年前に開かれた会合の参加者リストが出てきた。

 懐かしさにじっくり読みこむと発見があった。

 20人近く参加していた経営者のほとんどが交代していたことだ。

 交代していないのは創業経営者の数人と、2006年前後に新しく就任した経営者のみ――。

 流通業界でも新陳代謝は緩やかながらも確実に行われている事実を目の当たりにした。

 永続する組織はどこにもないということだ。

 

 ゴールデンウイークも明け、そろそろ、“5月病”の季節到来となるが、いまいる組織に10年後もいるとは限らないと考えれば、気も晴れるというもの。

 いまいる会社をなくさないためには、どんなポジションでも必死に働かなければいけないのは当然のこととして、2014年に開催されるFIFAワールドカップブラジル大会やロシアのソチの冬季オリンピックに思いを馳せれば、くよくよしている自分が小さく見えてくるのではないか?