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経営者は在任期間ではなく、何をしたかで評価されるものだけれども

 西友(東京都)は、6月20日付で最高執行責任者(COO)のスティーブ・デイカス氏(50)が最高経営責任者(CEO)に昇格したと発表した。デイカス氏は西友の持ち株会社であるウォルマート・ジャパン・ホールディングス(東京都)のCEOも兼務。野田亨前CEOは退任した。

 

 西友のCEOは、木内政雄氏(2001)、エドワード・カレジェッスキー氏(2005)、野田亨氏(2010)とほぼ4~5年のペースで交代している(カッコ内は就任年)。

 

 では、親会社である米国ウォルマートのCEOはどうなっているのか?

 

 創業者サム・ウォルトンからバトンを受けて、デビッド・グラス(1988)、リー・スコット(2000)、マイケル・デューク(2009)とほぼ10年に1人のペース。

 

 西友のCEO交代の速度が米国的経営に由来するものではないことがわかる。

 

 先日、訪問した計量システム機器大手のイシダ(京都府)の石田隆英社長は40歳で社長に就任。「6か年の中期経営計画を5回実施する」と意気揚々と話してくれた。

 

 経営トップとは在任期間ではなく、何をしたかで評価されるものではあるけれども、各社各様のコントラストには驚かされる。

 

 (『チェーンストアエイジ』誌2011年7月1日号)