[5日 ロイター] – 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが5日発表した1月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が29万1000人増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の15万6000人増を大きく上回った。
1月の増加幅は2015年5月以来、最大となる。
昨年12月は19万9000人増だった。
キャピタル・エコノミクスのチーフ米国エコノミスト、ポール・アシュワース氏は「われわれはADP雇用報告の正確性に常に懐疑的だ。特に毎年1月は企業が年始に従業員を一掃する傾向にあるため、懐疑的な見方が一段と強まる。この歪みによって年始は時々、非常に低調な数値となってきたが、今回は過度に補正されたようだ」と述べた。