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地球の歩き方Web特派員おススメ!エストニアのオーガニック専門スーパー「BIO MARKET」の実力は?

 IT先進国として世界から注目されるようになり、北の小国ながら大きな存在感を示し始めているエストニア。そのエストニアにあるオーガニック専門スーパー「BIO MARKET(ビオマーケット)」を紹介します。

エストニアのオーガニック専門スーパーマーケット、BIO MARKET

 「安心・安全なおみやげを買いたい!」「旅先で体調を崩したので、体にやさしいものを食べたい!」というときに、「海外で珍しいものを食べてみたいけれど、食べても大丈夫!?な食べものを探したい!」というニーズに応えてくれるのが「BIO MARKET」です。

 「BIO MARKET」は、チェーンのスーパーマーケットです。エストニアの首都・タリンに6店舗、学園都市・タルトゥに1店舗、「夏の首都」とも呼ばれるパルヌに1店舗を展開しています。タリンの世界遺産、「旧市街」のヴィル門から歩いて5分ほどのところにある「Solaris(ソラリス)ショッピングモール」の地下1階にある店舗は、観光客が訪問しやすい店舗でしょう。

ökoマークの付いているヘンプチップス。ökoとは、エストニア語でオーガニックという意味

 エストニアで作られたオーガニック商品には、エストニアのマーク(国旗や国鳥つばめ)が入っています。さらに、世界中からの輸入品もたくさん並んでいますので、楽しんで買い物ができるでしょう。

世界各国から届く、旬の生鮮品がいっぱい。1つから買えるので、気楽にいろいろなものを購入できる

 店内では、日本食の食材も販売されています。しょうゆ、豆腐、小豆、大豆などが売られています(しょうゆは、最も小さいお手頃サイズ(145ml)で3.30ユーロ。小豆は量り売り(100g)で0.52ユーロ)。海外で売られている「オーガニックジャパニーズフード」がどういった味なのか知ることもできますので、試してみてはいかがでしょうか。

日本のしょうゆに近い味のもの、薄味のものも。たまりしょうゆがオススメ

 日本のオーガニック商品との大きな違いは、「BIO MARKET」に並んでいる商品のデザインの方がとてもかわいくて、おしゃれなところではないかと筆者は考えます。

このチョコレートは、エストニア建国100周年記念チョコレート。パッケージがかわいくて、おいしい

 日本では、中身はとても優れているのに、パッケージのデザインがイマイチだったり、商品名がつまらないジョークみたいだったりして、ちょっと首をかしげたくなるものもある印象です(筆者の個人的な感想)。でも「BIO MARKET」で売られている商品は、誰かにプレゼントしたくなるようなパッケージのものがとても多いと感じます。特にお茶は、軽くて壊れる心配もなく、しかも値段も安いので、おみやげに最適です。筆者が贈った相手からの評判もとてもいいので、オススメです。

お茶は3~6ユーロ程度。パッケージがかわいらしいので選ぶのも楽しい
量り売り方式なので、ドライフルーツやグミなどが欲しい分だけ買える。松の実がオススメ

 もちろん、パッケージ商品ばかりでなく、量り売りの商品もたくさんあります。自分への土産として、少しずつたくさんの種類があるといいなあという方には、家でちょっとつまめるようなナッツやドライフルーツ、グミなどの菓子を量り売りで買うことをオススメします。

 また、「BIO MARKET」には食品だけでなく、洗濯洗剤、シャンプーやリンス、化粧品にいたるまで、所狭しとオーガニック商品が並んでいます。

「igapäevaseks」はエストニア語で毎日という意味。他のシャンプーは「毎日用」ではのか!?

 「文化が違うなぁ」と筆者が感じたのは、毎日髪を洗う人向けのシャンプーが売られていることでした。「え!毎日髪を洗うのって、普通じゃないの???」とびっくりしてしまいました。たしかに、エストニアの爽やかな気候なら髪を毎日洗わなくてもいいかな・・・と思います。毎日髪を洗っても髪や地肌に優しいシャンプーなのでしょう。

 他にも、日本でも比較的有名なオーガニック洗剤で、ドイツ発祥の「sonett(ソネット)」、ベルギー生まれの「Ecover(エコベール)」などもありました。さらに、日本ではまだ紹介されていないメーカーの商品もありますので、店員さんに尋ねたり、店頭にテスターがあればちょっと試してから買ってみてもいいでしょう。

タリンに来たら「BIO MARKET」でショッピングを

 レジの横には、オススメ品の試食コーナーも不定期ですが設置されることがあります。会計ついでに試食もしてみてください。きっと新しいエストニアのお気に入りが見つかると思います。