
無印良品を展開する良品計画(東京都)は9月15日、生活協同組合ユーコープ(神奈川県)への商品供給を開始すると発表した。
ユーコープでは宅配サービス向けに専用カタログを配布し、9月22日より商品注文の受付を開始する。これにより、神奈川・静岡・山梨の3県の宅配組合員約50万人が、無印良品の商品を注文できるようになる。注文後は、ユーコープが保有する在庫型物流インフラを活用して翌週には配送される。
供給される商品は、全国の無印良品でも人気のスキンケア用品や靴下をはじめ、タオル類や調理小物など、約70アイテムを取り扱う予定で、今後さらにラインナップの拡大を見込む。
良品計画は2018年6月のコープこうべへの供給開始以来、生活協同組合への商品供給地域を順次拡大しており、今回のユーコープへの供給は7地域目の取り組みとなる。
良品計画は、ユーコープの3県の地域に商品供給を行うことで、当該地域の中山間地域など、無印良品の店舗が出店できていない地域にも日常生活に必要な商品を提供し、生活インフラの強化を図る。
また、ユーコープは「無印良品」の商品を取り扱うことで、既存ユーザーの選択肢を増やし満足度の向上を図るとともに、若年層の新規ユーザー層の獲得も目指すという。