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ライフ、こども食堂への寄贈モデル確立に向けた実証実験を開始

(画像)ライフコーポレーション・ニュースリリースより

 ライフコーポレーション(大阪府)は10月から、こどもの機会格差解消を目指すネッスー(東京都)および一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(東京都、以下SFA)と連携し、店舗で発生する、まだ食べられるが販売できなくなった農産品(野菜・果物)や日配食品の寄贈モデル確立に向けた実証実験を行う。

 これまで、こども食堂等への寄贈は温度管理が必要な賞味期限・消費期限が短い生鮮食品や日配食品は寄贈先に期限内で受け渡して使用することが困難であり、主に常温保存が可能な加工食品が中心だったため、食品ロス削減効果は限定的であった。

 加えて、寄贈先となるこども食堂等の団体の活動が月1~2回程度であるため、寄贈を行える日が限られており、食品ロス削減効果が上がらない要因となっていた。

 今回の実証実験では、ネッスーが開発した食品寄贈プラットフォームを活用し、ネッスーとSFAの連携のもと、リアルタイムで寄贈商品情報を発信し、当日中に近隣のこども食堂やひとり親世帯へ寄贈できる体制を構築する。

 これにより、賞味期限や消費期限が短い農産品や日配食品の寄贈が可能となり、食品ロスの大幅な削減と、より多くの支援を必要とする人々への寄贈の両立を図る。

■実証実験の概要
 実施店舗:ライフ扇大橋駅前店
 対象:農産品(野菜・果物)・日配食品
 期間:2024 年 10 月~11 月
 参加者:近隣地域のこども食堂 4 団体 / 支援を必要とするひとり親世帯等 20 世帯程度
 実施主体:ネッスー、ライフコーポレーション、SFA
 連携自治体:足立区

(画像)ライフコーポレーション・ニュースリリースより

【実証実験の全体スキーム】
 [ライフコーポレーション]
 ①店舗で発生した寄贈可能な農産品(野菜・果物)・日配食品の情報をネッスーのマッチングプラットフォームに登録
 ②寄贈商品を店舗敷地内に設置した受け渡し用冷蔵庫に格納
 [ネッスー]
 ③マッチングプラットフォームに登録された寄贈商品の情報を、実証実験参加者へリアルタイムに提供
 [実証実験参加者]
 ④マッチングプラットフォーム上でほしい商品を選択
 ⑤店舗に行き、スマートフォンに配信された開錠キーで受け渡し用冷蔵庫を開け、商品を受け取る