名古屋市内に主要拠点を置く百貨店が3日発表した5月の売上高(速報)は、合計で前年同月比13.3%増の376億円だった。一部ブランドの値上げ前の駆け込み需要や、気温の上昇によるサングラスやTシャツなど初夏アイテムの売り上げが伸びた。
ジェイアール名古屋高島屋は19.6%増の173億円、松坂屋名古屋店は11.4%増の105億円、名古屋三越(2店)は5.6%増の67億円、名鉄百貨店の本店は5.3%増の29億円だった。
松坂屋名古屋店の免税取扱高はコロナ禍前の2019年同月比3倍の過去最高となった。円安の影響によるインバウンド(訪日観光客)の増加や、高額品の購入の影響とみられる。