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サンマ水揚げ、5年ぶり増=2.4万トンと依然低水準―23年

サンマのイメージ
i-stock/marucyan

 全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)が9日発表した2023年の全国のサンマ水揚げ量は、前年比36%増の2万4433トンだった。近年は地球温暖化を背景に深刻な不漁が続き、22年まで4年連続で過去最低を更新しており、5年ぶりに増加に転じた。ただ、水揚げ量は10万~30万トン程度で推移していたかつての水準に遠く及ばない。

 水揚げ量増加は、日本の排他的経済水域(EEZ)に漁場が形成され、水揚げ回数が倍以上に増えたことが主因。産地市場の10キロ当たりの取引価格は4141円と28%下落した。同組合は「資源状態は引き続き悪い」とみている。 

 地域別水揚げ量は主産地の北海道が38%増の1万4908トン、宮城県が38%増の4924トン、岩手県が26%増の4303トンだった。

 日本など9カ国・地域が参加する北太平洋漁業委員会(NPFC)は23年3月、23、24年のサンマの年間漁獲量を22年比で25%削減することで合意した。これを受け、23年の国内漁獲枠は前年比24%減の11万8131トンに縮小したが、近年は漁獲実績が枠を大幅に下回っている。