ダイイチが11月10日に発表した2023年9月期決算(2022年10月1日~2023年9月30日)は、売上高が前期比3.2%増の480億4,700万円、営業利益5.0%減の17億8,800万円、経常利益5.2%減の18億2,000万円、当期純利益6.1%増の12億3,400万円で着地した。
重点実施事項である、①新型コロナウイルス感染症予防対策の徹底、②札幌ブロック6店舗目「平岸店」の強化、③コンプライアンスの徹底と職場環境の改善、④人材確保と職階別教育の推進、⑤売上高対経常利益率と売上総利益率の目標達成、⑥商品力の強化(コア商品の開発)による差別化戦略の推進、⑦社会貢献、地域貢献による地域密着企業へのさらなる挑戦、の7項目の徹底に努めた。
売上高については、新規出店はなかったものの、「東旭川店」で改装・リニューアルを実施したほか、地域別・店舗別の販売戦略、顧客ニーズに応えた商品戦略、接客のレベルアップに継続的に取り組み、3.2%の増収を達成。一方、売上総利益率は、商品ロス削減や在庫管理の強化に取り組み0.5ポイントアップの25.2%となったが、販管費が人件費や電気代の上昇などで0.8ポイント上昇(22.6%)したことが、営業減益につながった。