11月7日にアクシアルリテイリングが発表した2024年3月期第2四半期決算(連結4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比5.5%増の1,326億円、営業利益は19.1%増の62億円となり、増収増益で上期を折り返した。
グループ別では、原信ナルスが売上高7.0%増の933億円、フレッセイが2.3%増の396億円。営業利益についてはそれぞれ、21.6%増の49億円、9.8%増の11億円を達成。売上総利益率は、原信ナルスが0.1ポイント落として28.8%となったが、フレッセイが0.3ポイントアップして31.1%、連結ベースでは29.3%となった。
売上高については、社会経済活動の再開や商品販売価格の改定が進んだことに加え、一部生活必需品の価格据え置き政策が支持されたことが増収につながったほか、来店客数が既存店で1.8%増加して全体で2.4%増えたこと、客単価は一品単価アップで既存店が3.1%増、全店でも3.1%増となったことが、買上点数の既存店・全店の前年割れをカバーして、増収に寄与した。
営業利益は、売上高の伸長、利益確保とコストカットなどの施策が功を奏して2ケタ増をもたらした。