三菱食品(東京都)は9月5日、三菱食品を中核としたトラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングする物流サービス「trucXing(トラクシング)」を本格開始すると発表した。
2024年4月にドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に規制され、人手不足による物流クライシスが懸念される「2024年問題」が迫っている。
同社は、人手不足への対応及びCO2排出量の削減などサステナビリティの実現に向けて、輸配送データを蓄積・活用することで、積載率の向上及び車両効率の最適化に向けた取り組みを進めている。
同社は従来取り扱いが困難とされてきたトラックの空きスペースを、運送事業者との相互協力により有効活用する取り組みを進めている。
昨年度より三菱食品を中核としたトラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングし、パレット単位の納品業務を利用運送の形態で代行する「余積シェアリングサービス」を関東圏でスモールスタートした。
輸配送データと空きスペースを活用することで、持続可能な食のサプライチェーンを構築すると共に、物流の社会課題を解決する。
同社は現在、運送事業者との相互協力により複数の納品業務を代行している。
また、今年度からチャーター便をサービスメニューに加え、対象エリアも順次拡大中だという。