アサヒグループホールディングス(HD)は28日、日本料理店を経営する子会社「なだ万」(東京)などの外食事業から撤退する方針を明らかにした。店舗は今後、他社への事業譲渡や閉鎖を検討する。「事業環境の変化を踏まえ、酒類やその周辺事業に注力する必要がある」(広報)と撤退理由を説明している。
アサヒグループHD傘下では、2001年にグループ内の外食3社を統合して設立したビアレストラン経営の「アサヒフードクリエイト」(東京)と、14年に買収したなだ万の2社が外食事業を営んでいる。店舗数は国内外で計65店。なだ万がデパートに出店している総菜店事業からも撤退する方針という。