明治安田生命保険が20日公表した今年の夏休みに関するアンケートによると、旅行や帰省などに使う1世帯当たりの平均予算は前年比4036円増の7万2668円となった。2年連続の増加で、5年ぶりに7万円を超えた。同社は新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めての夏休みだけに「お金を使う夏になる」と予想する。
調査はインターネットで実施し、20~50代の男女1120人から回答を得た。
夏休みに使う金額を昨年よりも「増やす予定」と回答したのは186人。その理由について複数回答で尋ねたところ、約7割が「旅行に行くため」と答えた。一方、「減らす予定」としたのは168人。その理由について約6割が「物価高騰により、家計が厳しくなったため」と回答した。空前の物価高が夏休みの予算に影響を与えたことがうかがえる。
外出すると回答した人の過ごし方では「国内旅行」(54.6%)がトップとなり、帰省(26.2%)、「プール・遊園地・テーマパーク」(21.0%)と続いた。昨年までの旅行との違いについては、日数や費用を増やしたり、遠出したりする傾向があることが分かった。