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百貨店売上高、4社プラス=春物衣料好調―3月

伊勢丹新宿店外観
三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が3日発表した3月の既存店売上高(速報)は、全社が前年実績を上回った。

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が3日発表した3月の既存店売上高(速報)は、全社が前年実績を上回った。行動制限がなくなって外出する機会が増え、春物衣料が好調。高級ブランド品や宝飾品の売り上げも伸びた。

 増加率は、大丸松坂屋百貨店が18.0%、三越伊勢丹HDが16.5%、高島屋が10.5%、そごう・西武が9.7%。三越伊勢丹HDはコロナ禍前の2019年3月比で1.6%上回った。

 商品別では、卒業・入学式など学校行事向けの婦人ジャケットやブラウスが伸びた。海外ブランドの財布やハンドバッグも好調を維持。花見用の弁当やアルコール飲料も売れた。

 訪日外国人の消費を示す免税売上高は、三越伊勢丹HDで前年同月比約6倍、大丸松坂屋百貨店で約5.4倍だった。