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マック、増収減益=原材料高、値上げで補えず―22年12月期

マクドナルドのロゴ
〔写真説明〕マクドナルドのロゴマーク(時事通信社)

 日本マクドナルドが8日発表した2022年12月期連結決算は増収減益だった。本業のもうけを示す営業利益は前期比2.1%減の338億円。原材料高や円安を理由に値上げに踏み切ったが、コスト増を補い切れなかった。直営店とフランチャイズ店を合わせた全店売上高は、デリバリーなどの好調や値上げにより10.1%増の7175億円と、初めて7000億円を超えた。

 オンラインで記者会見した日色保社長は、追加値上げの可能性について「為替や原材料価格などの推移を見て判断する」と言及を避けた。23年12月期は、増収増益を見込む。

 4月の賃金改定については、物価高などを考慮し、「追加的な給与調整を行う方向で検討している」と明らかにした。具体的な金額などは今後詰める。