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米消費者物価、7.7%上昇=市場予想下回る―10月

ガソリンの給油中、表示された価格をスマートフォンで撮影する男性
〔写真説明〕ガソリンの給油中、表示された価格をスマートフォンで撮影する男性=米南部ヒューストン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比7.7%上昇と、今年1月以来の低い伸びとなった。伸び率は4カ月連続で縮小し、市場予想(8.0%上昇)も下回った。ただ、依然として高水準で推移しており、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを継続する構えだ。

 項目別では、ガソリンが前年同月比17.5%上昇。家賃や交通サービスなども高い伸びが続いた。

 変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比6.3%上昇。上げ幅は前月(6.6%)から縮小したが、物価安定には程遠く、インフレ圧力の根強さをうかがわせた。

 FRBは、通常の3倍となる0.75%の大幅利上げを4会合連続で実施。しかし、高インフレは収まらず、利上げを続けて経済活動を抑える方針だ。一方で、一連の急激な金融引き締めによる景気悪化への懸念が強まっている。