ツルハホールディングス(HD)は5月2日、鶴羽順取締役(43歳)が8月10日付けで代表取締役専務に昇格する人事を決めた。鶴羽樹会長は代表権のない取締役に留まる。
順氏は樹氏の次男で、現在ツルハHDの取締役専務執行役員として営業統括とグループ店舗運営部門担当を兼ねるほか、中核事業会社ツルハの社長を務める。8月10日以降は、堀川政司社長(59歳)と順氏の2人が持ち株会社の代表権を持つことになる。また、傘下のくすりの福太郎の小川久哉社長(59歳)と杏林堂薬局の渥美文昭会長(53歳)が、ツルハHDの取締役に就任する。
樹氏は1997年ツルハの社長に就任、2005年のツルハHD発足後も社長を務め、積極的なM&A(合併・買収)で企業規模を拡大、14年からは代表権のある会長としてグループを統率してきた。