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【訪日外国人】1~3月期の消費額が1兆円超え、17.2%増

 観光庁が発表した1~3月期の訪日外国人旅行消費額は、前年同期比17.2%増の1兆1343億円となった。1~3月期で1兆円を超えるのは初めて。

 

 1人当たり支出額は0.6%増の14万8891円と微増だったが、中国・韓国などからの旅行者数の増加が消費額全体を押し上げた。1~3月期の訪日外国人旅行者数は762万人で、前年同期に比べて16.5%増加した。

 

 消費額の費目別構成を見ると、買い物代が3961億円で全体の34.9%を占めたが、構成比は前年同期に比べて3.8ポイント低下した。逆に宿泊費の構成比は1.6ポイント、飲食費は0.7ポイント、娯楽等サービス費は2.2ポイント、それぞれ上昇しており、旅行消費の「モノからコト」への流れを示している。

 

 国・地域別での1人当たり支出額は、オーストラリアが最も多く25万1471円(4.5%増)、次いでベトナムが22万7021円(40.3%増)、中国が22万5923円(0.2%増)の順だった。