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〔ほっとライン〕日本の農業を守りたい=神明ホールディングスの藤尾益雄社長

 ▽…2030年3月期までに売上高1兆円を目指す、コメ卸最大手の神明ホールディングス。藤尾益雄社長(57)は「われわれが売り上げ、扱い数量を増やすことでコメの消費拡大や発信力向上につながる」と強調する。事業拡大を通じて「日本の農業を守っていきたい」と話す。

 ▽…このたび、日本政策金融公庫との共同出資のファンドを通じ、農業法人2社に出資した。国内のコメ自給率は高い水準だが生産者は急激に減っており、「20年後、30年後にはコメを輸入しないといけなくなる」と危機感を募らせる。運転資金や販路の支援で農業の魅力を高め、若い担い手の増加を目指す。