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【米メイシーズ】店頭でのモバイル決済開始、年内に全店へ

 米百貨店最大手のメイシーズは3月19日、店頭でのモバイル決済サービス「モバイルチェックアウト」を年内に全店で導入すると発表した。

 

 メイシーズの専用アプリをダウンロードしたスマートフォン(スマホ)のカメラで商品タグのバーコードを読み取ると、事前に登録したクレジットカードでその場で支払いができる。商品を店舗の出入口近くに設置された専用カウンターに持っていくと、従業員が決済を確認したうえで防犯用タグを取り外し、商品を袋に入れてくれる。宝飾品などの高額商品、テナント出店している店舗が取り扱う商品などを除いて、ほとんどの商品がモバイルチェックアウトの対象となる。

 

 モバイルチェックアウトはニュージャージー州ウッドブリッジの店舗で試験導入していた。3月中にニューヨーク市の「ブルーミングデールズ」店舗で導入するのを皮切りに、順次他の店舗にも広げていく。

 

 同社は、VR(仮想現実)技術を使った家具の販売も始める。タブレットで仮想現実の部屋を設計、売場にある家具を設置した様子をゴーグル型のVR機器を装着して、確かめることができる。すでにニューヨーク市内の旗艦店など3店舗で試験導入しているが、今秋までに家具売り場のある60店舗に広げる。

 

 また、4月からメイシーズ専用アプリにAR(拡張現実)の機能を追加、自宅の部屋をスマホのカメラで写しながら、家具の映像を重ね合わせて見られるようにする。