ローソンはカウンターコーヒー「マチカフェ」の抽出機を刷新する。コーヒーの提供時間や清掃にかかる時間を短縮できるほか、提供可能なメニューを増やすこともできる。
新型抽出機は2017年9月以降、新規オープンする店舗で導入しており、現在約700店舗に導入されている。既存店では18年9月から順次導入を開始、21年度中に全店舗で新型への切り替えを完了する予定。
他の主要コンビニエンスストアはセルフサービス方式でカウンターコーヒーを提供しているが、ローソンでは注文を受けた後、店員がコーヒーを抽出し、手渡しする。新型機は現行の抽出機と同じエスプレッソ方式だが、提供時間はホットコーヒー(Sサイズ)が約25秒と、約15秒短縮できる。カフェラテ(Mサイズ)の提供時間は現在の約29秒から20秒と、半分以下になる。豆を砕くグラインダーやコーヒーをこすフィルターも改良した。
また、自動クリーニングシステムを搭載することで清掃時間を1日当たり20分短縮。無線LAN機能も備えており、遠隔操作によるメニューの全店一斉改定や機械のメンテナンス状態の把握を実施する予定だ。