ドンキホーテホールディングス(HD)は2月6日、2018年6月期の連結営業利益予想を前期比10.4%増の510億円に引き上げた。従来予想を12億円上回る。連結売上高は300億円上振れし、前期比11.0%増の9200億円となる見通しだ。
17年11月にユニー・ファミリーマートHD傘下のユニーに40%を出資したことから、純利益は従来予想を27億円上回り、前期比2.7%減の322億円となりそうだ。前期は不動産売却益を計上したため、上方修正後も前期実績を下回る。
同社は閉鎖した総合スーパー(GMS)への居抜き出店を増やしており、こうした店舗が好調に推移している。3月下旬までにユニーの6店舗を「MEGAドン・キホーテ」に転換する予定だが、これを弾みに今後も居抜き出店を増やしていく。
同時に発表した2017年7~12月期の連結業績は、売上高が前年同期比10.8%増の4628億円、営業利益が11.0%増の292億円だった。中核事業会社のドン・キホーテの既存店売上高は12月まで17ヵ月連続で前年比プラスと好調を維持している。
ドンキホーテHDは2020年に売上高1兆円を中期目標として掲げているが、その達成がかなり現実味を帯びてきた。