三越伊勢丹ホールディングス(HD)は9月28日、傘下の三越伊勢丹が運営する伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)の営業を2018年3月21日で終了すると発表した。
三越伊勢丹HDは17?18年度にかけて不採算店舗の閉鎖や早期退職の募集など構造改革に集中的に取り組む方針。今年3月には三越千葉店(千葉市)と三越多摩センター店(東京都多摩市)を閉鎖しており、将来的な収益改善が見込めない伊勢丹松戸店も閉鎖することを決めた。
伊勢丹松戸店は1974年に開業、90年代半ばのピーク時には336億円の年商を上げていたが、その後は地盤沈下が続き、2016年度の売上高は181億円まで落ち込んだ。13年には大規模な改装を実施したものの黒字化できず、08?16年度にかけて合計で約38億円の減損損失を計上した。