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【ゲンキー】新設全店に生鮮売り場、今期は既存店139店舗でも

 ドラッグストアのゲンキー(福井県坂井市)は2018年6月期から新設する全店舗に生鮮売り場を設置する。同社では医薬品や化粧品、日用品、加工食品といったドラッグストアとしては一般的な品揃えに加えて、近年は弁当・総菜の販売を強化していた。野菜や果物、精肉など生鮮品も取り扱うことでさらに集客力を強化する。

 福井県内の店舗で6月から生鮮品の販売を始めた。既存店は改装によって順次、生鮮品の取り扱いを広げていく。今期は新設する30店舗と改装する139店舗に生鮮売り場を設置。19年6月は新設50店舗、既存店48店舗で生鮮品の販売を始める。

 店内での生鮮品の加工処理は行わず、外部で加工済みの商品を各店舗に納品する。今後、自社で運営する生鮮加工センターを地域ごとに開設していく計画だ。

 生鮮品やプライベートブランド商品の販売強化などにより、17年6月期に833億円だった売上高を20年6月期には1600億円に、38億円だった営業利益は80億円に拡大するのが目標だ。

 なお、同社は株式移転により12月21日付けで純粋持ち株会社「Genky DrugStores(ゲンキードラッグストアーズ)」を設置、事業会社としてのゲンキーはその完全子会社となる予定だ。