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【ライトオン】9~5月期は6億円の営業赤字、既存店前年割れ続く

 カジュアル衣料専門店のライトオンが発表した2016年9月?17年5月期単独決算は、売上高が前年同期比7.6%減の620億円、営業損益は6億円の赤字(前年同期は45億円の黒字)だった。

 

 同社はナショナルブランド商品の強化などが奏功して、16年8月期は既存店売上高が9.2%増と好調だったが、今期に入っても売れ筋商品を踏襲した品揃えとした結果、客数が大きく減少。既存店売上高は6月までの累計で前年同期比9.4%減と苦戦が続く。値下げ販売が増えた結果、粗利益率が低下、また出店費用やテレビCMなど広告宣伝費用がかさみ利益を圧迫した。

 

 新業態「ノーティドッグ」24店舗を含む44店舗を新設する一方、今期中の撤退を決めた「フラッシュリポート」「チャイム」の2業態20店舗を含む31店舗を閉鎖、店舗数は527店舗となった。

 

 同社は1月と3月の2度に渡って業績予想を下方修正しており、17年8月期通期では売上高が前期比6.3%減の810億円、営業損益は20億円の赤字(前期は37億円の黒字)となる見通し。