ローソンは、中国のインターネット通販最大手アリババ集団の電子決済サービス「支付宝（アリペイ）」を活用した日中での相互送客策を実施する。アリババ集団傘下でアリペイを運営するアントフィナンシャルサービスグループと協定を結んだ。
７月11日から、アリペイのスマートフォン用アプリに搭載された「奨励金」機能を活用して、日本および中国の「ローソン」店舗でアリペイを利用した客に買い物金額に応じた奨励金を還元。貯まった奨励金は日中のローソン店舗で買い物に使えるようにする。また同月24日からは、中国のローソンでアリペイ決済を利用した客に日本のローソンで使える「からあげクン」の割引クーポンを、日本のローソンでアリペイ決済を使った客には中国のローソンで利用できる飲料の割引クーポンを配布する。
さらに、７月１日からは日本のローソンでのアリペイ利用者に常時キャッシュバック（現金還元）のサービスやアリババグループのネット通販で使える割引券の配布も行う。
７月８月は中国人観光客の訪日が増える時期であり、アリペイと組むことで集客力のアップを図る。アリペイは中国で約５億人が利用しており、モバイル決済サービスではナンバーワンのシェアを誇る。
ローソンは国内で約１万3000店舗、中国で約1000店舗を展開している。