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【ラオックス】売上高目標を4割引き下げ900億円に、17年12月期

 免税店大手のラオックス(東京都港区)は10月27日、2017年12月期で1500億円としていた中期経営計画の目標数値を4割減の900億円に引き下げると発表した。

 

 主要顧客である訪日外国人の需要が買い物などモノ消費から観光や娯楽などコト消費へシフトしている影響などで客数、客単価とも大幅な下落が続いているため。円高による高額商品の購入減少、中国で関税率が上がったことによるまとめ買いの減少なども響いている。

 

 120億円としていた営業利益目標は77.5%減の27億円に引き下げた。

 

 セグメント別では1100億円としていた国内売上高を800億円に、200億円だった中国での売上高を30億円に、貿易仲介の売上高は200億円から70億円にそれぞれ下方修正した。

 

 同社は8月、16年12月期の連結売上高予想を従来の1000億円から650億円に、営業利益は70億円から12億5000万円に引き下げている。