食品卸大手の国分グループ本社(東京都中央区)は中国で給食・外食事業者向けに食材卸事業を行う新会社を韓国・中国の企業と合弁で設立する。
合弁相手は韓国サムスングループの給食事業会社、サムスンウェルストーリー社と中国国有企業「金山資本グループ」の傘下で農産物の栽培・加工を手がける上海銀龍農業の2社。
国分は中国で連結子会社2社、持分法適用会社2社を通じて事業を展開しており、国分が持つ物流ノウハウやインフラと合弁相手の商品調達力を組み合わせることで、安定した食材供給体制を築く。
7月に設立予定の新会社は上海ウェルストーリー・フード(上海市)で、資本金は約4億6000万円。サムスンウェルストーリーが70.0%、国分グループ本社が17.5%、銀龍農業が12.5%を出資する。