イオン九州は５月20日、熊本県南阿蘇村で移動販売を始めた。４月中旬以降に連続発生した熊本地震で阿蘇大橋が崩落、俵山トンネルも不通となるなど南阿蘇村の住民が買い物に不便をきたしているため、同村内の公民館など４ヵ所を巡回して生活必需品などを販売する。
今回使用するのは東日本大震災後に青森県内の仮設住宅への移動販売を行っていた移動販売専用車で、冷蔵設備を備える。イオン大津店（熊本県大津町）を拠点として、生鮮食品や乳製品、加工食品、日用雑貨などを専用車に積み込み、週３回南阿蘇村での移動販売を行う。
今後は計画中の仮設住宅などへも順次、販売先を広げていく。