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【セブン&アイ】 「指名・報酬委員会」設置、監督機能を強化

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は3月8日、取締役会に「指名・報酬委員会」を設置することを決めた。

 独立社外取締役の伊藤邦雄氏(一橋大学特任教授)を委員長とし、伊藤氏を含む社外取締役2人と社内取締役2人で構成、オブザーバーとして社内監査役1人、社外監査役1人が参加する。

 会社法が定める指名委員会等設置会社に移行するわけではなく、セブン&アイHDの「指名・報酬委員会」は取締役会の諮問機関の位置づけ。持ち株会社の役員候補や主要事業会社の代表取締役候補の指名や選任について基本方針や議案の内容を審議することで、取締役会としての監督機能向上につなげる。あわせて、持ち株会社役員と主要事業会社代表取締役の報酬についても審議する。

 現行の会社法では、従来型の監査役設置会社に加えて、指名委員会等設置会社、監査等委員会設置会社の3つの形態を選ぶことができる。